運動経験者に多い「ししゃも足」とは?原因と改善方法を紹介

ふくらはぎが大きく膨れ上がってしまう状態をししゃも足と呼びます。
特に運動をやっていた人に多く見られる足の形です。

この記事のポイント

ふくらはぎの筋肉が異常に発達し、ちょっといびつな印象を与えてしまいがちです。
ししゃも足はどのようにして起こるのか、そして起こった場合はどのように改善していけば良いのかまとめました。

ししゃも足になってしまう原因は?筋肉の発達と脂肪がついたこと

ししゃも足の原因は大きく分けて2つ考えられます。

  • 1つは運動のしすぎによる筋肉の発達。
  • 2つ目は筋肉が固まって、その上に脂肪がついてしまうことです。

それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

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Drこいけ

医療の分野では、運動らしい運動をまったくしていないのに、筋肉質で太い足の人が大勢います。
しかも、太っていて足が太いのではなく、体型は標準的なのにも関わらずです。

ふくらはぎの筋肉が発達してししゃも脚に

筋肉に負荷のかかる運動や筋トレを行うと、ししゃも脚になりやすいです。
代表的なものは短距離走やウエイトリフティング。

瞬間的に大きな負担がふくらはぎにかかりますので、ふくらはぎの腓腹筋(ひふくきん)が刺激され、筋細胞が肥大化します。

筋細胞は細かい繊維のようなものになっていて、強い刺激やダメージを受けると切れたり、膨れ上がる特性があります。
筋細胞はダメージを受けると修復しようという働きが出て、今まで以上に筋繊維が増えたり、肥大することも。
それが筋肉増大に繋がり、足が太くなるというメカニズムです。

逆に長距離走のような負荷が一定の力で、しかもそれほど強くない力だとふくらはぎは太くなりません。
運動すると必ずふくらはぎが太くなるのではなく、非常に強い力が瞬間的にふくらはぎに発生する場合のみ、ふくらはぎが大きくなります。

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短距離走やウエイトリフティングなどの、瞬間的なパワー系の競技により、筋肥大する傾向にはあります。

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短距離走やウエイトリフティングなどの、瞬間的なパワー系の競技により、筋肥大する傾向にはあります。

長距離選手が、細身の傾向なのも、現実で目にします。

一方で、長距離水泳選手と、短距離水泳選手で、体型の違いを感じますか?水泳では矛盾しますよね。

筋肉を肥大させたい人は、高重量だったり、低重量高回数だったり、運動の種類を織り交ぜます。

筋肉も全てが解明されているわけではないので、おこなっていた競技=ふくらはぎの太さ、とはなりません。

ふくらはぎが硬くなり、脂肪がついてしまっている

ししゃも足になってしまう原因として、運動をしばらくせず、脂肪過多の食生活を続けることで足が太くなる傾向にあります。
筋繊維が傷ついて肥大化した足はすぐに修復することはありません。

長い年月をかけて徐々に収縮し、元の筋肉へと戻っていきます。
運動しない期間が数ヶ月程度では、その肥大化した筋肉は縮むことなく大きいままということもよくあります。

そして、その大きくなっている筋肉の上に脂肪がついてしまうことがあります。
高カロリーで、糖質や脂質を多く含んだ食生活が続いていると脂肪は身体のあらゆる部位に付着します。
ふくらはぎも脂肪がつく可能性のある部位です。

その場合は筋肉に柔軟性をもたらし、食生活の改善をするほか、対処法はありません。

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ストレッチと食事以外、短期間でふくらはぎの筋肉を落とす方法はない!という記事のようですが、誤りです。

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ストレッチと食事以外、短期間でふくらはぎの筋肉を落とす方法はない!という記事のようですが、誤りです。

医療の分野でおこなう足やせ治療に関しては、ストレッチや食事に関係なく、過度に肥大した筋肉を、元の小さいサイズに戻すことが可能です。

また、ストレッチしても、柔軟性が増し、むくみが取れるだけです。

食事の改善をおこなえば、不必要に増えた脂肪が減ることになります。

筋肉を減らす効果は、ほとんど無いと思った方がいいでしょう。

ししゃも足になったらどうしたら良い?マッサージやストレッチで改善

ししゃも足になってしまった場合、日々のマッサージやストレッチが欠かせません。

筋肉を柔らかくすることで筋繊維が柔軟になり、むくみがたまりにくくなります。
むくみがたまりにくいということは、それだけ血行促進作用が生まれているということですので、代謝能力もアップ。

代謝の力がアップすれば脂肪がつきにくい体質になるので良い循環が生まれます。

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代謝がアップするというのは、曖昧な表現だと思います。

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代謝がアップするというのは、曖昧な表現だと思います。

運動をしていた方なら分かりますが、本格的な運動前に、体を温めることをおこないますよね?

温めておかないと、運動能力を発揮できないし、怪我をしやすくなります。

だから、きちんと運動をおこなう前に、体を温めます。

運動前の体を温めるだけで終わってませんか?

しかし、体を温めておしまいにし、本格的な運動をおこなわなかったらどうでしょう?

体温めた意味あるの?となりませんか。

ししゃも足におこなう、マッサージやストレッチも同じです。

おこなうべきですが、おこなっただけではあまり意味がありません。

体を温めると運動能力が上がります、と言われた人が、いつも体を温めて終わり。

それで、身体能力が向上しないと嘆いている人がいたらどうでしょう?

運動前に体を温めるとか、食事の改善を取り組む前にマッサージやストレッチもしておくとか、前提でしかありません。

しょせんは前提でしかないのに、前提がさも結果を出すための方法かのように説明している、ブログやネット情報が多すぎますね。

欠かせない毎日のむくみ取りマッサージ

ししゃも足になってしまった場合のむくみ対策として「マッサージ」を毎日行いましょう。

マッサージを行うことで血行促進作用が生まれ、水分がふくらはぎに滞留することがなくなります。
それがむくみ改善につながります。

ふくらはぎを細くする3つの方法は

  1. むくみを取ること
  2. 筋肉をほぐすこと
  3. 脂肪を柔らかくすること

ふくらはぎ痩せの動画は数多くアップされていますが、この3つのポイントを意識することが大事になります。

どの部分を指圧するのか、どの部分の血流を良くするイメージでマッサージするのか、あなたのふくらはぎに合った動画を探してみるといいかも知れませんね。

ストレッチで筋肉をほぐす

次にマッサージと並行して行いたいのが「ストレッチ」です。

ふくらはぎの横張りを改善することで、カチカチになったふくらはぎの横の部分を改善することが重要。

例えば普段の生活で不安定な歩行すると、ふくらはぎや太ももに負担がかかります。

ふくらはぎがししゃも足になってしまう場合、ふくらはぎのヒラメ筋、腓腹筋への負担が大きいことがわかっています。
この筋肉をストレッチで柔軟にしていくのに有効な動きを紹介していますので、ぜひチャレンジしてみましょう。

ししゃも足の原因と改善方法まとめ

以上、ししゃも足になってしまう原因と改善方法を紹介しました。
すぐに改善できるわけではありませんが、マッサージやストレッチを行っていけば、徐々に足の細さを実感できるはずです。

足が太い段階で写真を収めておくことをお勧めします。
そうすると数ヶ月のストレッチやマッサージ効果が後で写真と比較して分かるはずです。

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Drこいけ

むくみで太い足なら、マッサージやストレッチで、徐々に細くなる可能性があります。

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むくみで太い足なら、マッサージやストレッチで、徐々に細くなる可能性があります。

しかし、マッサージやストレッチでも取れないくらいの、むくみの人もいます。

その場合はマッサージやストレッチは、やらないよりはやった方がマシというレベルです。

また、むくみと関係なく太い筋肉ししゃも足の場合、マッサージやストレッチだけでは細くなる効果は期待できません。

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